有酸素運動は、通常の運動と違い、
呼吸を整えて新鮮な酸素を体内に取り入れる運動を言います。
私たちが無意識で行っている呼吸を「胸式呼吸」
と呼びます。
これに対し、有酸素運動のように呼吸を整えて行う方法を、「腹式呼吸」と呼んでいます。
通常の運動の場合は胸式呼吸となり、活動神経である「交感神経」が働きます。
これに対し、腹式呼吸は、リラックス神経である副交感神経を活性化させます。
自律神経は、交感神経と副交感神経から成り立っています。
近年においては、睡眠時間が短くなり、リラックス出来る時間が減少傾向にあります。
副交感神経の働きが低下しやすい環境下にあるのです。
そのため、副交感神経を意図的に働かせる運動は、
自律神経を整え、免疫力を高める効果があると言われています。
代表的な有酸素運動として、ジョギング、ウォーキング、
水泳、ストレッチ、サイクリング、ヨガなどがあります。
これに対し、短距離走やバーベル上げなど、短時間に強い力を
使う運動を「無酸素運動」と呼んでいます。
一般的に基礎代謝を上げ、免疫力を高める運動は、有酸素運動になります。
又、有酸素運動は、糖と脂肪を均一に消費します。
これに対し、無酸素運動は、脂肪が消費されることはなく、糖のみを消費させます。
このような背景から、無酸素運動よりも、
有酸素運動の方がダイエット効果が高いと言われているのです。
但し、無酸素運動は効果がないというわけではありません。
有酸素運動を取り入れる前に、無酸素運動を取り入れることにより、
基礎代謝を大きく高める効果があることがわかってきました。
よりダイエット効果を高めたい場合には、有酸素運動を行う前に、
短い時間でもよいので、無酸素運動を取り入れるようにしましょう。
運動の時間帯は早朝をお勧めしています。
太陽の光を十分に浴びることで、自律神経が活性化し、
ホルモンを安定化させ、免疫力を強める効果があります。