栄養素には身体を冷やす栄養素と身体を温める栄養素があります。
身体に良い栄養素をきちんと摂取すると、免疫力が向上し、
「抗酸化力」や「抗ストレス力」がアップし、体温を上げる効果があります。
ところで、体温を上げる栄養素をご存じですか。
体温を高める代表的な栄養素として次のものが上げられます。
亜鉛やマグネシウムは、基礎代謝を向上させる作用があります。
又、女性のホルモンバランスを安定化させ、冷えや生理不順、
更年期障害の予防になります。
鉄は、血液中を流れる新鮮な酸素を潤滑に運ぶ働きがあります。
血液中に疲労物質が残ると、新鮮な酸素が体内に行き渡らなくなり、
免疫力の低下を招くようになります。
ビタミンB1には、糖質をエネルギーに変え、熱を作る効果があります。
ビタミンB2は抗酸化力作用があり、身体を活き活きさせ、老化を防止する働きがあります。
ビタミンEは血行を促進し、血液循環を円滑にする役割があります。
ただ、これらの栄養素を摂取する前に、注意しなくてはならないことがあります。
食べ物に含まれる栄養素は、約100種類あると言われています。
その中で、「炭水化物」、「タンパク質」、「脂質」の3つを3大栄養素と呼び、
これに、「ビタミン」と「ミネラル」を加えた栄養素を5大栄養素と呼んでいます。
三大栄養素が身体を構成する主成分となっているのに対し、
ビタミン、ミネラルは身体の機能を調整する役割を果たしています。
これらの5つの栄養素のバランスが整って、始めて健康状態を保つことが出来ます。
「○○に効く」と言われると、同じ栄養素ばかり摂取する方が時々います。
どんなに優れた栄養素にも、バランスというものがあり、
身体のバランスが崩れることにより、かえって身体を壊してしまうこともあります。
「栄養のバランス」を採ることを忘れることなく、
これらの栄養素をバランス良く摂取するようにしましょう。