誤診されやすい病気~貧血、鉄欠乏症、低血糖症編

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自律神経失調症と誤診されやすい病気とは

貧血(鉄欠乏症)、低血糖症、その他

自律神経失調症とよく似た症状を引き起こす病気として、更年期障害、仮面うつ病を上げました。
ここでは、他に見間違える可能性のある病気を紹介します。

貧血(鉄欠乏症)

貧血イメージ写真

ある精神疾患専門の医師より、女性は男性よりも薬の副作用が多く
見られたという報告がされました。

女性には、生理不順、更年期障害、月経など、男性にはない
女性特有の症状を引き起こします。それらの病気は、

「気分がしばらく優れない」
「身体がだるい」
「倦怠感がある」

などのように、具体的にどこが悪いのか症状がはっきりしない傾向があります。

そのため、他の病気を同時に引き起こしてもその病気に気づかないことも多いです。

女性の場合、自律神経失調症とよく似た症状を引き起こす病気に、
貧血(鉄欠乏症)があります。

血液、または血液中の鉄分が不足すると貧血になりやすくなるというのは、良く言われます。

特に女性は、妊娠、出産、月経などによる出血で、男性と比べてどうしても
体内の血液や鉄分が不足しがちです。

そして、慢性的に体内の鉄分不足状態が続いた場合、頭痛や身体の疲れ、倦怠感など
自律神経失調症によく似た症状を引き起こします。

ある医師は、心と身体の不調を訴えた女性患者の1/4が、
実は貧血症状だったと言っている方もいます。
貧血が原因となっている場合は、いくら、精神疾患の治療をしても、 良くなりません。

この場合は、病院での治療や食事などで、鉄分を体内に取り入れることによって、
原因不明の症状が劇的に改善されることがあります。

低血糖症

貧血

低血糖症は、あまり日本では知られていませんが、この症状も
精神疾患と見間違える症状です。

アメリカでは、いち早くこの病気が注目され、低血糖症の患者は、アメリカ国内
で2000~4000万人の患者がいると言われています。

日本では、「仮面うつ病」という言葉が広がりましたが、アメリカでは、
低血糖症が、うつ病や自律神経失調症の症状と酷似していることから、
『偉大なる物まねし』と命名されたのです。

低血糖症は、食文化が西洋化した日本にも、潜在的患者がいると推測されます。

ところで、この低血糖症とはどうゆう病気でしょうか。

血糖値が高いと糖尿病であるとは一般的に知られています。
しかし、低血糖だからといって健康かといえば、そうではありません。

ここでいう低血糖症という病気は、血糖値が常に低いというものではなく、
血糖値が乱高下する症状を言います。

菓子、清涼飲料、ダイエットフード等の単糖類の食べ物が増え、
日本は、栄養のバランスが崩れやすい食文化となりました。
菓子、清涼飲料などの食品の多くは単糖類が多いです。

単糖類が偏りすぎると低血糖を生じやすくなり、イライラ、
身体のだるさ、集中力の欠如が生じてきます。

いかなる精神疾患の治療をしても良くならず、食事が乱れている
生活をしている方は、「低血糖症」を疑ってみる必要があります。

低血糖症は、菓子、清涼飲料などの単糖類の間食を控え、
低血糖を改善する食事に切り替えただけで、症状があっという間に改善されることがあります。

その他の誤診されやすい病名

その他

その他、自律神経失調症と見間違える病気を紹介します。

その他の自律神経と見間違われやすい病気

病名 詳細
糖尿病 生活習慣病の代表的な病の一つ。だるい、疲れやすい、手足がしびれる、のどが乾くなどの症状が出る。
ガン ガンが原因で自律神経失調症を発病することがある。
心療内科でも一度はガンを疑い、検査します。
低血圧 低血圧も精神疾患とよく見間違われる病。一般的症状として、めまい、たちくらみ、吐き気倦怠感、食欲不振などがある。
脳腫瘍 頭痛、ふらつき、めまい、耳鳴りなどの症状を引き起こす
バセドー病 甲状線刺激ホルモンの分泌異常によって起こる病気。発汗、動悸・血圧の上昇、イライラ、手のふるえなどの症状が出る。
神経症 心身の機能障害の一つ。緊張、不安が共通して生じる。
パニック障害 強い不安感を主な症状とする精神疾患のひとつ。動悸、発汗、息苦しさ、不安感などが突然生じる

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