人は、無意識のうちに汗をかいています。
汗には、身体に含まれる有害物質を体外に排出する大事な働きを行っています。
私たちは、日常生活の中で、知らず知らずのうちに
体内に有害物質を取り入れています。
大気汚染、飲み水や食べ物などには、水銀、砒素、
鉛などのような有害物質が微量に含まれ、体内に蓄積されています。
日々、汗をかくことでこれらの有害物質
(有害ミネラル)を体外に排出する役割を果たしているのです。
汗をかくことで体内の有害物質を排出することを「デトックス」と呼んでおります。
デトックスは、身体の毒を出し、健康状態を維持するのみならず、
肌荒れ防止や髪質を高める美容効果があり、
「女性のキレイ」を実現する手段として注目されているのです。
汗のかき方によって、デトックス効果は大きく異なります。
汗には汗腺から出るべたべた状の汗と、脂線から出るさらさら状の汗があります。
先ほどお話した有害ミネラルやコレステロールのような
脂肪分が含まれている汗は、脂線から排出されるさらさら状の汗になります。
脂線から排出される汗とは、身体の表面にある汗腺から
出る汗とは違い、身体の奥からでる汗のようなものです。
脂線からの汗は、漠然と運動しただけでは出ることはありません。
脂線から汗を出すためには、目的意識をきちんと持った
運動法を取り入れる必要があります。
このサラサラ状の汗、脂線から出る汗を効果的に出すためには、
「何のために運動しているのか」
「身体のどこを鍛えようとしているのか」
などのように目的を明確に意識することで、
トレーニング効果だけでなく、デトックス効果を大きく高めることが出来るのです。
デトックス効果を高め、脂線から出る汗をかくためには、
有酸素運動、足湯、半身浴がお勧めです。
運動時間は30分以上行い、さらに、身体のどこを
鍛えるかを明確に意識することで、より効果を高めることができます。