近年、めまいの症状に悩む人が増えています。
めまいが生じる原因は、脳の前庭小脳の異常により生じます。
身体の全身に張り巡らされている自律神経から送られる情報は、一旦、前庭小脳に送られます。
この時に送られてきた情報が多すぎると、平衡感覚の機能に異常が生じることがあります。
そうすると、自律神経のコントロールがきかなくなり、身体のバランスを崩し、めまいを生じるようになるのです。
また平衡感覚は、内耳の三半規管と密接な関係があります。
耳ツボを刺激することでめまいの症状が緩和されるという話は、こういった背景があるためです。
めまい、頭痛、不眠の症状は、自律神経失調症の代表的な症状です。
めまいを緩和するツボを大別すると、平衡感覚を取り戻すツボと、
脳内の血液の流れをよくするツボの2種類があります。
平衡感覚を取り戻すツボには、次のものがあります。
また、脳内の血流をよくするツボは次のとおりです。
めまいには、日常的に生じるめまいから、更年期障害、二日酔いや車酔い、
自律神経失調症などによるもの、生命に関わる脳障害まで、 非常に多岐にわたります。
いつもと違う症状が現れた場合は、単なるめまいだと
油断せず、専門医に診て頂くことをお勧めします。
今回、とりあげるめまいの症状とは、日常的に生じる一般的なめまいの症状を対象としています。
先ほど紹介したツボは、めまいが生じたときに刺激すると、
症状が緩和されるのが実感できると思います。
また、日常的にめまいを生じやすい人には、これらの
ツボを押すことにより、めまいの防止にもなります。
めまい防止としても、常日頃、ツボ刺激をするのも効果的です。