気分障害(うつ病、躁うつ病)について

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気分障害(感情障害)とは

気分障害のイメージ写真

気分障害とは、いわゆる、うつ病、躁うつ病のことを言います。

従来は、気分障害の原因を内因的(遺伝的)要因と心因的要因に分けて考えられていました。

しかし、これらの原因の証明が不十分であったため、現在ではうつ病と躁うつ病の症状を併せて気分障害と呼ぶようになりました。

また気分障害には、うつ病の症状だけ現れる単極型と、
躁うつ病とうつ病の両方の症状が現れる双極型の2種類があります。

気分障害を患った多くは、単極型が圧倒的に多く、一般的にうつ病と呼ばれるものは、単極型の気分障害を指し示しています。

自律神経失調症や心身症などが慢性化し、気分障害を併発するケースもあります。

気分障害になりやすい気質

ストレスのイメージイラスト

気分障害の一番の原因として知られているのが、やはりストレスです。
特に都市部になるほど、気分障害を患う方の割合が増えていることも見逃せない事実です。

全く同じような環境・立場になっても、気分障害になる方とならない方がいます。

これには、性格的な要因が深く関係しているのではないかと言われています。

これまでの研究結果から、気分障害になりやすいタイプとして次の3つ性格(気質)があることが知られています。

循環気質

社交的で善人、人のよいタイプ。八方美人も当てはまる。
人から頼まれると断れないことが多く、仕事をため込みすぎて、悩んでしまうことが多い。

執着性性格

まじめで几帳面、責任感が強く、完璧主義で手抜きができない性格。
完璧を求めるため、人に仕事を任せられず、あるいは人に仕事を任せることが下手な人が多い。

メランコリー親和性性格

秩序を重んじ、争いを大変嫌うタイプ。
そのため、例え正しい意見を持っていても、相手の立場や全体の調和を大切にし、
自分の意見を控えてしまうタイプ。

気分障害になりやすい年代について

躁うつ病は、20~30代の比較的若い世代によく現れる症状です。

これに対し単極型(うつ病)については、以前では、
若い世代や女性に多いとされていましたが、
今ではあらゆる世代の男女で発症していると言われています。

特に、最近では、長引く不況の影響で、
働き盛りの中高年層の年代でうつ病を発症する人の割合が増えています。

近年では、年間3万人以上の自殺者が出ていますが、
その多くがうつ病を患っていたという調査もあり、
うつ病は国民的にも大変深刻な問題にまでなっております。

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