現代は、清涼飲料、スナック菓子、ダイエットサプリなどを摂り、
食事を抜いたりと、栄養が偏りがちな食文化になりました。
そのため、栄養不足ならぬ「栄養障害」が先進国の問題となっています。
自律神経失調症を予防するためには、食生活の改善が非常に大切になります。
そこで注目されるのが、ストレス耐性を高める栄養素です。
抗ストレス・ビタミンとよばれるビタミン群は、ビタミンC、ビタミンB群(特にB1,B6,B12) になります。
栄養素 | 栄養素の働き |
栄養素が欠乏した場合 |
---|---|---|
ビタミンC | ・美しい肌を守り、ストレスを撃退 ・鉄分の吸収を助ける ・ウイルスに対する免疫力を高める |
・貧血になりやすくなる ・風邪、ウイルスにかかりやすくなる ・肌の張りがなくなり、しわが増える |
ビタミンB1 | 脳のエネルギーを作るブドウ糖の代謝に不可欠な栄養素 | 脳が十分に機能せず、中枢神経、末梢神経障害をきたすことがある身体がつかれやすくなる |
ビタミンB6 | 脳や神経の伝達物質の合成に大きな役割を果たしている | 不眠症、神経過敏、手足のしびれ |
ビタミンB12 | 神経細胞内の核酸やタンパク質、油質の合成を補助 神経細胞を強くし、精神の安定、集中力や記憶力を高める |
無気力、集中力の低下 MWまい、動悸 |
精神疾患になる人の半数以上は、何らかの栄養障害になっているという報告もあります。
また、自律神経失調症ではなく、栄養障害の一種である低血糖症や鉄欠乏症の可能性も
十分にあります。
自律神経失調症と診断された人は、医師の治療と薬だけに頼らず、食生活を見直し、
抗ストレス・ビタミンを積極的に摂取するように心掛けましょう。
栄養素 | 食品 |
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ビタミンC | さつまいも、じゃがいも、グアバ、ブロッコリー、菜の花、アセロラ、ピーマン、いちご、ネーブルオレンジ |
ビタミンB1 | 豚肉、玄米、牛レバー、鶏レバー、大豆、マグロ、アスパラ、ほうれん草、うなぎ、発芽米 |
ビタミンB6 | ガーリックパウダー、ひまわり、まぐろの赤身、かつお、さんま、鶏ささみ、サバ、鮭 |
ビタミンB12 | サバ、あさり、豚レバー、いわし、チーズ、のり、しじみ、牡蠣(かき)、牛レバー、鶏レバー、納豆、卵 |