女性ホルモン剤の投与は、メリットばかりではありません。
もちろん、デメリットもあります。
不妊治療で女性ホルモン剤を投与した場合には、吐き気や嘔吐などの
つわりに似た症状を訴えることがあります。
又、ホルモン剤を投与すると太りやすくなることもよく知られています。
ホルモン剤の投与による副作用について、以下にまとめました。
これらの症状は、更年期障害や自律神経失調症
とよく似た症状でもあります。
時折、ホルモン剤の副作用として、癌になる可能性があることを
耳にされる女性も多いかと思います。
女性ホルモン剤が最も使用されていた国は、西欧(ヨーロッパ)です。
特に更年期以降の身体の辛さを緩和するために使われ、国民の半数
以上の女性が一度はホルモン剤を使われていた時期もありました。
そして、西欧から日本にホルモン剤が普及するように なったのです。
しかし、アメリカにおけるホルモン剤に関する研究報告で、
「長期に渡るホルモン剤の使用は、ガンの恐れがある」
ということが発表されました。
日本においては、この研究成果をそのまま採用せず、あくまで閉経
するまでの短期間の使用においては、症状の進行を注意深く行うことで、
発ガンのリスクは大変低く、メリットの方がはるかに大きいと判断されたようです。
現実的に、患者さんにとっても発ガンのリスクや身体の辛さを堪えるより、
ホルモン剤を投与した方が良いと考えているようです。
ホルモン剤の投与による副作用の症状がひどい場合には、医師にきちんと
相談し、ホルモン剤に対する副作用を軽減するための処方をしてもらう
ことをお勧めしています。
最近では、ホルモン剤の投与による副作用を嫌う女性も増えており、
薬を使わない治療に興味をもたれている女性が増えています。