妊娠後に、体調不良や精神的な異常を訴える女性は多いです。
自律神経の異常を訴える女性は、「一人目の時に生じる」
ケースもあれば、「一人目は大丈夫でも、二人目の時に生じる」ケースもあります。
妊娠後の身体の不調として有名なのが、「マタニティブルー」です。
「つわり」という症状も良く知られています。
「つわり」、あるいは「マタニティブルー」は、軽いうつ病に似た症状を訴えるようになります。
つわりは、マタニティブルーの症状の一つに入っていますが、 あまりにも症状が良くない場合には、生殖器官などに異常を生じていることがあります。
いずれにせよ、その症状が本当に自律神経の異常によるもの なのかについては、ご質問だけでは判断しにくい面があります。
ご自分で判断せず、まずは専門医での診断をお受けになられ、
正しい治療を行う必要があります。
マタニティブルー(つわりも含む)の症状であれば、
「重病を患ったのでは」と不安になる女性もおりますが、
同じ症状で悩んだ経験をお持ちの女性は数多くおります。
一人で悩むことなく、過去に妊娠を経験している女性などに
思い切って相談することで、精神的にもずいぶん開放されると思います。
実際に、人に相談した後に、辛い症状が緩和されたという事例も多いです。
精神的なストレスが日々蓄積されていき、
マタニティブルーのような症状をより悪化させていることも多いのです。
このように、妊娠中の身体の不調は、
精神的な不安が重なるほど悪化する傾向があるので、
むしろ、「もっとリラックスしよう」
と心がける必要があります。
症状が悪化して、本当にうつ病や心身症などの疾患を患うケースがあります。
その場合は、薬による投与が必要になるかもしれません。
胎児への影響を考えると薬の使用は、本来なら、避けたいものです。
産婦人科の先生ともしっかり相談し、十分理解した上で、
薬を投与するかどうかの判断をされることをお勧めしています。