自律神経の疾患が女性に発病しやすい理由

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Q. 男性よりも女性の方が、自律神経が乱れやすいというのは本当ですか。
本当だとしたら、それはなぜですか?

女性の間で、『婚活』がホットな話題となっております。

近年、平均体温が1度上がると身体の免疫力が高まり、
病気になりにくくなるだけでなく、美容にも良いという話題が注目され、
体温を上げるということで、『温活(おんかつ)』という言葉が流行りました。

この『温活』とは、自律神経を高め、免疫力を上げることになりますが、
女性の間で流行るということは、男性よりも女性の方が、
自律神経の乱れで悩んでいる割合が多いということになるかもしれません。

確かに、自律神経のトラブルで悩む患者さんの割合は、
男性よりも女性が多いというのは事実です。
おそらく女性の発病率は、男性の2倍はあるのではと思います。


なぜ、自律神経の乱れは、男性よりも女性が多いのでしょうか。

これは、女性が男性と比べて自律神経系が弱いというよりも、
女性特有のホルモンの影響にあると言われています。
垂体にも異常を生じやすくなります。

反対に、ホルモンをコントロールする脳下垂体に異常が生じた場合にも、
視床下部に悪い影響を与えることがあります。

このように、自律神経とホルモン分泌には深い繋がりがあると言えます。
女性は自律神経系の疾患と更年期症状を
同時に起こしやすい体質であると言えると思います。

あなたの発症パターンがどちらに当てはまるかは、
ご質問だけではわかりませんが、私の推測する限りでは、
更年期症状が先に生じた後に、自律神経の疾患を発症した可能性が高いと思われます。

詳しいことについては、掛かりつけのお医者さんに直接、
お尋ねすればお答えくださると思います。

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