ストレスをまともに受けてしまうのは、明らかにストレス耐性が弱いことが挙げられます。
ストレス耐性では、ストレスへの対抗力を決定する6つの要素について説明しましたが、
その中で最も関係の深い要素として、感知能力(性格要因)があります。
確かに、ストレスの発生原因は、性格・気質的な要因が最も高いと言われています。
性格だけが全ての要因とは限らないのですが、
ストレスに強い性格、弱い性格というのがあるのも事実です。
では、どんな人がストレスに弱いのでしょうか。
代表的な4つのタイプを次に表してみました。
几帳面で、仕事に妥協することがなく、責任感の強い性格をいいます。
仕事を抱え込むことが多く、挫折すると落ち込みやすいのが特徴です。
自分の思いどおりにならないと気が済まない、わがままタイプ。
他人の失敗が許せず、細かなミスでカッとなるためストレスを溜めやすいのが特徴です。
無理なことでも「NO」といえず、後になってくよくよするお人好し、自己嫌悪型タイプ。
おとなしい人に多く、日常的にストレスを溜めてしまいます。
他の人から見たらまったく悩む必要のないことにさえ、あれこれ悩む人がいます。
回りの環境に左右されやすく、不安がいつも堪えないため、ストレスがたまってしまいます。
ここに上げた4つのタイプは、他人と比べて、最もストレスを感じやすい性格であると言えます。
そのため、ストレスからくる心の不調和から、心身ともに様々な疾病を生じるようになります。
自律神経失調症やうつ病の根本的な要因にも、
性格的な要因から発生したストレスに原因があるとも言われています。
もし、こういった傾向性に心当たりがあれば、
日常生活でのストレス対策に心掛ける必要があります。