自律神経失調症が引き起こす心と身体の病

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ストレス耐性について

ストレス耐性のイメージ写真

自律神経失調症にかかると、ストレスを強く感じることが多い傾向にあります。
ストレスは、同じ環境下であっても、ストレスを感じる方と感じない方がいます。

これは何が違うかというと、ストレスに強い体質であるかどうかということになります。
ストレスに強いかどうかを表す指標として代表的なものに、「ストレス耐性」があります。

ストレス耐性とは、ストレスに対する抵抗力のことをいい、6つの要素に分けることができます。

ストレス耐性の6つの要素

ここで、ストレス耐性を表す6つの要素について解説します

感知能力

ストレスがあっても、それに気づくか気づかないかを表す能力をいいます。
例えストレス状態にあっても、それをストレスと気づかなければ、ストレス耐性が強いといえます。
感知能力は、特に性格に左右されると言われています。

回避能力

ストレスをつくりやすい性格であるか否かの能力をいいます。
例えば、苛酷な仕事、嫌な上司がいたとしても、
「それでもいいか」とあっさり思える方は、回避能力が高いと言えます。

根本の処理能力

ストレスの原因となる環境そのものをなくしたり、弱めることができる能力のこと。
例えば、月末の仕事が忙しい時に、前もって処理する能力を高めれば、
ストレスを回避することができます。

転換能力

例え、強いストレスを感じる環境にあったとしても、
それをプラスに捉え、バネにすることができる能力のこと。
失敗があっても、そこから教訓を学び、次に活かせる方は、転換能力が高いと言えます。

経験

ストレスを感じる環境を何度も経験することで、ストレスに慣れていきます。
例えば、営業の新規訪問は、始めはストレスの連続ですが、
やがて慣れてくると、それが苦にならなくなります。

容量

ストレスをどこまで耐えられるかというその人のキャパシティを言います。
そのときの精神状態や身体の健康状態によっても左右されます。



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ストレスを感じるか感じないかは、その方の気質・性格が原因で、性格を変えるのは難しいとよ良く言われます。

確かに性格はなかなか変わらないかもしれませんが、

「悩みを打ち明けられる家族や友人などの理解者がいる」
「ストレスを回避する独自の方法をもっている」
「事前に仕事のストレスがかからないように、
仕事能力を高めている」

などのように、ストレスを回避、あるいは弱める方法はいくらでもあります。
つまり、ストレスを感じやすい性格だとしても、本人の努力次第で、環境を変えることができ、結果的にストレスに強くなることができます。

そして、先ほど、紹介した6つの要素を高めることにより、ストレス耐性を強めることができます。
これを機に、皆さんのストレス耐性を一度見直してみるのも良いかと思います。

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