不妊や生理不順、冷え性などの様々な身体の不調の背景には、自律神経の乱れがあります。
参考記事でも解説しているように、自律神経の乱れの原因の一つに、「ストレス」や「深夜残業」などの影響で、
副交感神経の働きが弱くなっていることがあげられます。
つまり、自律神経を整えるには、副交感神経の働きを強め、自律神経の二つの神経である交感神経と副交感神経のバランスを整える必要があります。
自律神経を整えることは、ホルモンの働きを正常な状態に戻し、その結果、不妊体質を改善できることになります。
自律神経を整え、改善する方法はいくつかあります。
もちろん、西洋医学的な治療は効果がないとまで、
主張するつもりはありません。
ただ、どれだけ西洋医学が発達しても、不眠症や生活
習慣病で悩む患者さんが増えている理由に、不定愁訴の
治療を西洋医学が苦手としていることに大きな原因が
あります。
ここでは、詳しい解説は省きますが、薬を使わず自律神経を
改善する主なコツを紹介いたします。
・腹式呼吸の実践
腹式呼吸は、新鮮な酸素をたくさん取り入れ、血行がよくなり、リラックス効果が高まります。
緊張したとき、就寝前に行うと効果的です。
・有酸素運動を取り入れる(ストレッチ、ウォーキング、ランニング、ヨガなど)
30分前後、楽しんでできる運動がお勧めです。
・半身浴、足湯
38度前後のお湯で30分ほど浸かると身体の芯まで温まり、血行が改善されます。
・食物繊維を取り入れる
血行を改善し、リラックス効果の高い栄養素を取り入れる
・良く噛んで食事を摂る
栄養の消化をよくするだけでなく、自律神経を活性化させる働きがあります。
・朝の太陽を浴びる
早朝の太陽の光には、脳内物質セロトニンを活性化し、自律神経の働きを元気にします。
・リラックスできる時間をとる
音楽、アロマ、エステなど気分をリラックスする時間を時にはとってみましょう。
・夜の電話、テレビ、携帯を見るのをやめる
夜の電子機器には、脳を活性化させ、睡眠を妨げるきっかけになります。
・ツボ刺激
ツボを刺激することで、血流を促進します。ツボを直接刺激する鍼灸の得意分野です。