東洋医学には、自律神経失調症という病名はなく、全ては、
臓器諸器官の乱れと考えます。
西洋医学的にはかなりあいまいな病名で、
「臓器はどこも異常ないけど、とても辛い症状はある」
というような状況で、この病名を使うことが多いのです。
ですから、病気の場所を具体的に特定して治療を行う西洋医学には、
大変扱いづらい病気でもあり、これが、日本で精神疾患の患者が増え続けている大きな理由のひとつです。
しかし、東洋医学では、自律神経失調症という病気ははっきりしていて、
全身の臓器諸器官のバランスが 乱れ始めた身体の状態にあたります。
そして、東洋医学における治療は、身体全体のバランスを診るのが基本の基本です。
一つ一つの症状を別々に診る西洋医学とは違い、全身を診て治療します。
この見地からみるに、自律神経失調症は、
決して現代になって新しく現れた特別な病気でもないのです。
東洋医学による治療が自律神経失調に対応できるのは、
元々備わっている自然治癒力をアップさせる治療に大変適しているからです。
臓器諸器官の乱れを整えることによって、自律神経の乱れを治す、
つまり心の病を治すというのが鍼治療の概念です。
自律神経失調症と言われる症状の多くは、内臓、脳や脊髄などの中枢神経の
機能低下が原因です。
西洋医学で治療に限界を感じた方が、東洋医学の治療を受けることになります。
また、鍼治療は自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスを整え、
肩や腰などのこりを柔らかくし、身体全体の血液の循環を良くしようと
働きかけるものでもあります。
治療を行った後は、身体の痛みがずいぶん楽になり、
気分がとてもよくなるというのは身体全体の血液の循環が良くなることの影響のです。
身体が悪いとどうしても気分も沈みがちになります。
しかし、身体が健康であれば、気持ちもどんどん
前向きになってきます。
身体が軽くなれば心も晴れやかになり、イライラが解消したら、
夜もぐっすり眠れるようになります。
自律神経失調症に対しては、まず病院で治療し、大量の薬を飲む前に、
鍼灸治療も試してみてもよろしいかと思います。
鍼治療以外にも、整体、カイロプラクティックなどの治療法があります。
どれがいいのか悩むこころと思います。
整体、カイロプラクティックにもすばらしい施術師はいるかもしれません。
しかし、資格制度が無く(国家資格)法律もありません。専門学校へ行かなくて保健所に届け出なくても(下記の有資格者は開業時に保健所に届け出る)誰でも開業出来ます。
医師以外で開業出来る職種は鍼灸師、マッサージ師、柔道整復師(接骨院)、薬剤師、歯科医師
のみです。
鍼治療は、国家資格が必要な職業です。高度な訓練を受けた方でないと、
治療することが出来ないので、ご安心頂ければ幸いです。
身体の諸器官を調整する効果 | 臓腑で生成された気、血液を全身に運び、全身に栄養をスムーズに運んだり、機能調節したりする作用。 |
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治療効果 | 病変部位に伝導し、効果を引き出す作用があります。 |
リラックス効果 | 体内の血流、気の流れを良くすることで筋肉の緊張を緩め、精神的にもリラックスすることが出来ます。 |
鎮痛効果 | ツボを刺激することで、筋肉や血管の緊張がほぐれ、肩こり、腰痛、頭痛などを取り除くことができます。 |
痛み、しびれ、体調不良などでお悩みの方にお勧めしたいのが鍼灸治療です。
鍼灸治療は自律神経を整え、免疫力を向上させるので体質改善につながります。
ここでは鍼灸治療により、改善された方々のお喜びの声をご紹介いたします。