ダイエットを行う手段として、「運動を取り入れることが良い」
ということは、よく耳にします。
ここで注意しなくてはならないことがあります。
運動はやみくもに行えば良いというわけではありません。
又、激しい運動を行うほど、ダイエット効果が上がる
と勘違いされている方も意外に多くいます。
ダイエット効果を大きく高めるためには、「有酸素運動」を
取り入れる必要があります。
有酸素運動とは、ジョギングやウォーキング、ストレッチ、
サイクリングなど、身体への負担が少なく、リラックス
しながら行える運動法をいいます。
これに対し、無酸素運動とは、ウェイトトレーニング、
短距離走など、短時間で強い力を必要とする運動を言います。
ダイエットの目的は、脂肪を燃焼させることになります。
有酸素運動は、「糖」と「脂肪」の両方を均等に消費させることが出来ます。
これに対し、無酸素運動は、「糖」を中心に消費させ、
脂肪の消費は思っている以上に少ないのです。
ダイエットを主目的とする場合には、無酸素運動は
きつくて大変な割には、ダイエット効果が想像以上に低く、
効果が思うように上がらないのです。
そのため、有酸素運動を積極的に取り入れることが望ましいのです。
しかし、無酸素運動がダイエットにまったく効果がないというわけではありません。
有酸素運動を行う前に、無酸素運動を取り入れることにより、
ダイエット効果をより高めることが出来ます。
無酸素運動を行うと、成長ホルモンが大量に分泌されるようになります。
この成長ホルモンには、脂肪を分解する作用を促進する力があります。
はじめに無酸素運動を取り入れることで、成長ホルモンが大量に分泌され、
その後の有酸素運動における脂肪の燃焼をより効率よ良く行えるようになります。
「有酸素運動→無酸素運動」の順番も効果がないわけではありませんが、
「無酸素運動→有酸素運動」の順で行うことで、脂肪の燃焼を格段に高めることができます。
また、ダイエット効果が急速に現れる時期は、3ヶ月目以降経ってからです。
ダイエットがなかなか成功しないという方は、途中であきらめてしまうか、
有酸素運動と無酸素運動の取り入れ方を誤っているケースが多いです。
有酸素運動は、リラックスして楽しみながらできる運動という前提があります。
ジョギングが好きな方もいれば、歩くことが好きな方、
水泳が好きな方など、好みはそれぞれです。
なかなか、運動が続かないという方は、ご自分に合った運動から取り入れると良いでしょう。