肩こりの原因・症状と鍼灸治療

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肩こりの原因

寝起きの女性の写真

以前に発表された厚生労働省の国民生活基礎調査によると、
女性の自覚症状ランキングで第一位にランクされていたのが
肩こり
になります。

日本人は肩幅が狭いため肩にかかる負担が重く、肩幅の広い
欧米人と比べると肩こりを起こしやすいと言われています。
さらに近年、細身体系の方が増え、肩こりを患う方の割合は年々増加しています。

肩こりの主な原因には次の5つがあります。

同じ姿勢を保つことによる筋肉疲労、悪い姿勢

長時間、同じ姿勢を保つと筋肉に凝りが生じます。
また、姿勢の悪さは体のバランスを崩し、血行不良の原因となります。

眼精疲労

目を酷使すると目の周りの筋肉に凝りが生じます。目の周りの筋肉は
肩の筋肉と深い関係があり、その影響で肩に凝りを生じます。

運動不足

運動不足は、筋力低下の原因となります。

ストレスなどによる自律神経の乱れ

ストレスが長く続くと、リラックス効果と血行促進の働きを持つ
副交感神経(自律神経の一つ)の働きが低下します。

加齢

年をとることで、肩を支える骨や腱が衰えます。
40歳以降に骨や腱の衰えが始まるようになります。

肩こりの症状

肩こりとは具体的にどのような症状でしょうか。
一般的な肩こりの症状は次のとおりとなります。

  1. 肩を動かすと筋肉が張った感じがする
  2. 肩が重く、スムーズに動かない
  3. 肩に鈍い痛みがある
  4. 肩に軽い痺れがある

肩こりとは、上記のような状態が続くことを言います。

一般的な肩こりは、マッサージや軽いストレッチを
行うことで症状が緩和しますが、夜は眠れなく、
歩行困難を生じる肩こりを訴えるケースがあります。
日が経つに連れ、痛みがひどくなっていく場合や、肩以外に
痛みや痺れが広がっている場合もあります。

明らかに通常の肩こりと違う症状が現れた場合には、別の疾患を
患っている可能性があります。

この場合に、いくら肩の治療を行っても痛みが緩和することはありませんので、
早めに専門医の診断を行うことをお勧めしています。

肩こりと四十肩の違い

「四十肩」、又は「五十肩」という言葉を聞いたことは
一度はあるかと思います。

では、「普通の肩こりと四十肩の違いはおわかりですか?」
という問いに正確に答えられる人はどうかというとやはり
少数になります。

肩こりとは、姿勢の悪さや過度なストレスによって、
肩の筋肉周りの血行が悪くなり、その影響で筋肉が凝って
痛みが起きる症状をいいます。

これに対し、四十肩は肩関節の周囲に炎症が起きている状態を
言い、別名「肩関節周囲炎」と呼ばれる疾患名がつけられています。

簡単に違いを述べれば次のようになります。

  1. 肩こり:筋肉疲労
  2. 四十肩:腱や関節の炎症や損傷
通常、肩こりは病気(疾患)ではなく、自覚症状の一つとして
扱われますが、五十肩は疾患として診断されます。

四十肩と五十肩については、どちらも肩関節周囲炎に
なります。四十代か五十代で生じたかによって呼び名が変わるように
なります。

なかなか治らない肩こりの真の原因は?

肩こりや四十肩が慢性的に起きている人の特徴として、頭痛やめまい、吐き気などの症状が健康な人と比べて多い傾向にあります。

おそらく、肩こりで悩んでこのページを訪問された多くの方も当てはまるのではないかと思います。

その他、肩こりは集中力や記憶力の低下、イライラなども
起こしやすくなるため、日常生活にも悪い影響が出ます。

頭部の重さは6kg前後あり、5kgのお米が入った袋よりも
重いことになります。
そんな重い頭部をささえているのが首や肩になります。

「日本人は欧米人と比べて肩こりが多い」と言われるのは、ストレス社会の
影響もありますが、日本人は欧米人に比べ、頭部が大きいわりに
首や肩が小さいという理由もあります。さらに無理なダイエットや運動不足が
重なると筋肉量が減ってしまいます。

特に中高年以降になると、運動する機会が減り、筋肉量がさらに減って
肩こりが起きやすくなります。

また、以前までは肩こりは低血圧の人に多いとされてきましたが、最近の
調査では高血圧の人にも多いという調査結果があります。
さらに内臓が弱いことも肩こりの原因とされています。

ここでは一部のみ紹介しましたが、肩こりの原因は皆さんが想像している
以上に数多くあります。

肩こりがなかなか治らないという場合には、肩のマッサージだけの
対応では根本的な解決にならないのです。

肩こりの真の原因を調べ、原因に合わせた施術を行うことが
重要になります。

西洋医学の治療

通常の肩こりの治療ってご自分でなさったりしますよね?
たとえば軽いストレッチや運動、ツボ押しを行うことで血行が促進され、一時期、不快な症状が緩和しますが直ぐに元に戻ります。

行ってる時はその部位だけ緩和するのですが、終えると前後左右から緩和されていなかった筋肉の血液が流れてきて再度固くなっていきます。

西洋医療における肩こりの治療は、薬、シップ、物理療法による治療が中心になります。シップを貼って痛みを止め、筋弛緩剤や注射、薬だけで治療を終えることがあります。

自律神経の乱れからくる肩こりの場合には、マッサージなどの徒手治療で
一時的に緩和しますが元に戻りやすく筋肉を硬くしてしまう
場合があります。

自律神経が原因で発症した肩こりを放置すると、自律神経失調症がさらに悪化し、
体の至る部分にも異常を起こし、イライラ、不安感、不眠症などの精神的な不調を併発するようになります。

鍼灸治療

鍼灸

当院に肩こりの治療で来られる患者さんの多くは、整骨院や整体、整形外科などの他の治療を受けた方も多いです。

肩こりでどの治療院に行っても症状が改善されなかったというご経験をお持ちの場合は、自律神経失調症の可能性が高いです。

鍼灸治療とは、本来、病気の根本原因であるからだの崩れたバランスを整えることを目的とした治療です。体のバランスが崩れた状態とは、自律神経が乱れた状態を言います。

鍼灸は免疫力を高めることで病気になりにくい体つくりを目的と
しているので、再発防止の効果としても期待できます。

その他、当院ではこれまでの治療の経験から、生活面でのアドバイスも
行っており、安心して肩こりの治療を行える環境を整えています。

肩こりでお悩みではありませんか?


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