更年期障害と自律神経失調症の違い

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めまいやだるさが続くのでお医者さんに行ったところ、自律神経障害と診断されました。 以前に更年期症状で病院に通っており、同じ症状と思いましたが、 この違いはなんでしょうか?

更年期症状の主な原因は、 女性ホルモンの分泌の異常によるものとされています。

女性ホルモンのバランスが崩れる原因の一つに、 自律神経の乱れがあります。 自律神経障害とは、交感神経と副交感神経の調整が正常に 働かなくなることから生じる身体の様々な不調の総称を言います。

つまり、自律神経障害は、神経系や呼吸器系の疾患から、 頭痛、腰痛、生理不順、更年期症状、冷え性までの 幅広い身体の異常までが含まれることになります。

また、更年期症状が先に生じて、自律神経にも悪影響を生じ、自律神経系の疾患を患うこともあります。

自律神経は、大脳にある視床下部と呼ばれる器官がコントロールしています。 この視床下部のすぐそばに脳下垂体と呼ばれる 女性ホルモンの分泌を行う器官があります。

この脳下垂体は視床下部がコントロールしており、 視床下部と脳下垂体には密接な関係があります。

例えば、自律神経をコントロールしている視床下部に異常を生じると、 ホルモン分泌をコントロールする脳下垂体にも異常を生じやすくなります。 反対に、ホルモンをコントロールする脳下垂体に異常が生じた場合にも、 視床下部に悪い影響を与えることがあります。

このように、自律神経とホルモン分泌には深い繋がりがあると言えます。 女性は自律神経系の疾患と更年期症状を同時に 起こしやすい体質であると言えると思います。

あなたの発症パターンがどちらに当てはまるかは、 ご質問だけではわかりませんが、私の推測する限りでは、 更年期症状が先に生じた後に、自律神経の疾患を発症した可能性が高いと思われます。

詳しいことについては、 掛かりつけのお医者さんに直接、お尋ねすればお答えくださると思います。

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